むぎちゃんこ

大事なこと、くだらないこと。

スカッド【チェルシー×サウサンプトン】

マンチェスター・シティユベントスに連敗し、今季最初の壁にぶつかっているチェルシー

代表ウィーク前のセインツ戦は絶対に落とせない試合となりました。

 

トゥヘルはメンバーを入れ替え、チャロバー、ロフタス=チーク、チルウェル、ハドソン=オドイ、ヴェルナーを先発で起用。

カップ戦に続いてマン・シティ戦、ユベントス戦でも好パフォーマンスだったロフタス=チークのスカッド入りが嬉しいですね。

 

試合は早い時間にセットプレーからチャロバーが先制。

しかしヴェルナーのヘディングはVARの判定に恵まれず、後半に入るとチルウェルがPKを献上し同点とされてしまいます。

 

嫌な雰囲気が漂う中、マウント、ジョルジーニョ、バークリーを投入。

ウォード=プラウズの退場で数的優位となったこともあり、押し込む展開から2点を追加し、3-1で勝利を手にしました。

 

マウントは流石のポジショニングとランニングで、ライン間やサイドの深い位置でボールを受け、攻撃を活性化しました。

バークリーは決勝点の起点となるプレーを始め存在感を示し、ヴェルナー、チルウェルにもゴールが生まれました。

 

チャロバーやロフタス=チーク含め、昨季時点では今季のスカッド入りが予想されていなかった選手や、序盤戦で苦しんだ選手がコンディションを上げています。

代表ウィーク明けの力強いスタートを期待してしまいます。

サウールのフィットも楽しみですね。

 

それでは。

上下左右【名古屋グランパス×大分トリニータ】

J1第30節。グランパス大分トリニータに1-0で勝利し、マッシモ・フィッカデンティのJ1通算100勝と、J1新記録の19試合無失点を達成しました。

 

3-4-3のトリニータに対して、グランパスは4バックと5バックの可変システムを採用。

左SHで起用された森下が、守備時はSBの位置まで下がり、5バックで対応しました。

 

横浜FC戦では攻撃時に3トップ+両ウイングバックの5人で幅を使ってくる相手に対して4バックで対応できずに敗れました。

 

その後、同じく3-4-3を採用する札幌戦では、右SBに宮原、右SHに森下を起用。

守備時は森下も下がって5バックで対応し、勝利しています。

 

今回も同様に、守備時に5バックにすることで、相手の攻撃に対応できました。

運動量が豊富で、SBとSHを左右でプレーできる森下は、戦略の幅を広げてくれましたね。

いくつも決定機に関わり、本人も早くゴールが欲しいところだと思います。

 

また、同じく数字に表れない貢献をしている前田や柿谷にも、得点を取らせたいですね。

 

守備では長澤の高さに苦戦し、ピンチを迎えるシーンもありましたが、ランゲラックを中心に流石の対応で19試合目のクリーンシート。

ミンテの負傷は心配ですが、木本や藤井の存在も心強いですね。

 

1週間あけてまた4つのコンペティションを戦う過密日程が続きますが、タイトルへの期待は高まってきます。

コンディションを維持している稲垣やマテウス、吉田には頭が上がりません。

 

いい形でシーズンを終えられるように、リフレッシュしてほしいですね。

 

それでは。

疲労の色【FC東京×名古屋グランパス】

前節、横浜F・マリノスとの上位対決を制し、迎えた東京戦。

味の素スタジアムでの東京戦には苦手イメージがあり、今日も苦しい試合となりました。

 

前半から攻守でブラジル人トリオが厄介でしたね。

疲労も重なって運動量も少なく、なかなかボールを繋ぐことができませんでした。

 

しかし、シュヴィルツォクが加入してからは失点したら負けるチームではなくなりました。

今日はチームとしてボールを運べず、クバにいい形でボールを入れることができませんでしたが、FKから同点ゴールをねじ込んでくれました。

FK獲得に繋がったマテウスのスタートとミッチのパントキックは見事でしたね。

 

後半は木本と長澤を投入し、中盤を3枚にして流れを取り戻す時間もありました。

ピンチもありましたが、ミッチを中心に守備陣も集中していましたね。

 

シュヴィルツォクの交代は疲労もあったのでしょう。

彼がいないときの得点力は依然として課題なので、夢生や柿谷には奮起してほしいですね。

センターFWではなく、サイドやトップ下で前を向いてプレーする柿谷に期待しましたが、攻撃の形は作りきれず。

 

それと、レアンドロが退場したあと、もう少し早く森下を入れてほしかったです。

相手の出方を伺ったのでしょうが、先に動いた長谷川監督が残り10分の流れを10人で持っていってしまいました。

マッシモは最近、交代策が早くなっているので、間髪入れずに森下を投入し、畳み掛けていく采配をしてほしかった。

 

ともあれ、今日の内容からすれば引き分けは悪くない結果でしょう。

進之介は大事でなければいいのですが、、

 

過密日程の中、負けられない試合が続きますが、しっかりリカバリーして、負けなしを継続したいですね。

その先に来季のACL権と、タイトルが待っています。

 

それでは。

自信と前進【名古屋グランパス×大邱FC】

やりました!

ACLラウンド16で大邱FCと対戦した名古屋グランパス

4-2で勝利してベスト8を決めました。

 

失点はロングシュートとピンポイントクロス。

Jリーグでは、エリア外からのシュートや単純なクロスはピンチにならないという感覚がありましたが、さすがアジアの舞台でした。

 

しかし、先制されたら勝てなかったマッシモのグランパスらしくない、2度のビハインドをひっくり返しての4得点。

チームの進化が見えましたね。

 

クバの加入後、センターFWに預けるという攻撃の形ができあがっていたため、得点を取られた後もやることがはっきりしていました。

攻め手を欠いて点を取り返せなかった過去を忘れさせてくれる展開でしたね。

 

そして推しのゴールも嬉しかったです。

丸山の負傷後、誰よりも責任感を持ち、チームに声をかけ続けてきた進之介。

ますますキャプテンマークと4番が似合う選手になってきました。

これからも長くグランパスを引っ張ってほしいです。

 

それでは。

インテンシティ【チェルシー×アストン・ヴィラ】

代表ウィーク明けのプレミアリーグ

チェルシーアストン・ヴィラと対戦です。

 

クリステンセン、アスピリクエタジョルジーニョ、マウントなど、代表での出場が多かった選手はベンチから。

チャロバー、オドイ、ツィエクなど、招集されていないメンバーを中心に先発起用、そして、サウールがデビューとなりました。

 

15分にルカクのゴールで先制したものの、前半はヴィラのプレッシングに苦しめられました。

サウールはパスミスや捕まる場面が多かったですね。

メンディーを中心とした守備陣に救われた形。

ハーフタイムでジョルジーニョと交代という、ほろ苦いデビューとなりました。

 

ただ、ジョルジーニョやコヴァチッチも適応には苦労しましたし、プレミアのインテンシティに慣れるのに時間がかかるのは毎度のことです。

トゥヘルも自分の責任と言っていましたし、まだまだこれからですね。

 

後半はジョルジーニョをアンカー、ツィエクを中盤に下ろした3センターとし、中盤での落ち着きを取り戻しました。

早い時間にコヴァチッチが追加点を奪い、ゲームを楽にできましたね。

ダメ押しとなるルカクの追加点も見事でした。

 

出来はともあれサウールが45分プレーできたこと、CLに向けて代表選手の疲労を回復できたこと、そして苦しいゲームを3-0でものにできたこと。

開幕からのポジティブな雰囲気は継続しています。

 

この先も楽しみですね。

 

それでは。

前向き【名古屋グランパス×徳島ヴォルティス】

金J、ガールズフェスタ初日の開催となった徳島ヴォルティス戦。

3-0の勝利で8戦無敗、クリーンシート18試合の新記録更新となりました。

金曜に勝利して週末を迎えると、心のゆとりが大きく、他チームの試合を高みの見物できます。

 

この試合はクバをスタメンで起用。

以前も書きましたが、大柄でポストプレーが得意なストライカーの存在は、周りに好影響です。

 

後方のメンバーはボールを持ったらまずクバを見ることができます。

柿谷や山﨑もよく身体を張ってボールを収め、落としていましたが、クバのポストはその1つも2つも上のレベルです。

 

アバウトなボールでもコントロールし、味方に繋げてくれるため、2列目の選手たちは前向きでボールを受けることができます。

これまでボールの運びも攻撃の糸口もサイドの選手の突破力頼みでしたが、より簡単な、より明確な攻撃の意思統一ができました。

前田は水を得た魚のようですね。

 

今シーズンから加わった長澤や森下、夏に加わったクバやミンテが続々とチームへフィット。

さらに夢生の復帰と、好材料は多いです。

守備陣も安定感を取り戻しており、好調だった序盤からさらに進歩したチームになりました。

この勢いでACLも勝ち上がっていきたいですね。

 

各ポジションで競走が激化していますが、負荷がかかっている吉田、稲垣、マテウスがシーズン終盤までもつかが、タイトルや来年のACL出場権の獲得に影響してきそう。

今節、マテウスは足を攣っていたので、マッシモは無理のないように配慮してほしいですね。

 

それでは。

完成度【鹿島アントラーズ×名古屋グランパス】

ルヴァン杯準々決勝、1st legをホームで2-0と先勝したグランパスはアドバンテージを持って2nd legに臨みました。

 

5バックも想定できましたが、4-3-3でスタート。

木本はアンカーでした。

 

しかし、三竿とピトゥカにプレスがかからず、ライン間で受ける荒木を捕まえられません。

15分に荒木、16分に永戸の立て続けの決定機で失点していれば、1点差でわからなくなるところでした。

 

柿谷の負傷で中断した時間に、長澤を左に出して4-4-2に修正。

直後にマテウスから稲垣で先制。

1st legで成瀬に出したボールに続いて、今回もミンテのボールが見事でした。

 

柿谷の負傷は心配ですが、グランパスとしては落ち着きを取り戻し、修正するための時間、アントラーズは攻勢を強める中での痛い中断。

この時間が勝敗を分けたと言っても過言ではありませんね。

 

後半、鹿島がエヴェラウドを投入し、上田との2トップにしたのをみたマッシモは、早いタイミングで森下と米本を投入。

木本を残す選択肢もあったと思いますが、5バックの右CBとしては、宮原が信頼を得ているようですね。

 

5人並んだ最終ラインは、前へのチャレンジがしやすくなり、ライン間の受け手に対しても出足が良くなりました。

それでもチャンスを演出した荒木は脅威で、今後は海外挑戦や代表にも絡んでくる逸材だと思います。

 

以前、大分戦で採用されたときにも書きましたが、5バックの長所は守備面だけでなく、攻撃面にも。

 

サイドハーフの守備の負荷が減るため、奪った後に前田やマテウスが早く前に出ることができます。

追加点は前田の抜け出しから生まれました。

 

4バックではおそらく守備面でマッシモの信頼がまだ足りてない森下も、5バックでは1番の適任です。

吉田は攻撃参加をせず、森下が上がって4-4-2にする指示が出ていたかもしれませんが、駆け上がる馬力は見事。

 

クバがボールを収めてくれるので、5-4-1の完成度は高まっていると思います。

是非ともスタートから試してほしい。

5バックなら右に成瀬、左に森下でもいけますよね、マッシモさん。

 

それと、中盤も稲垣を抜いたコンビをご検討ください。

米本、長澤、木本、カードは十分です。

 

何卒、吉田と稲垣にお休みを。。

いずれにせよ、今後が楽しみになる内容でした!

 

それでは。